こんにちは!
長崎大学生涯教育センタースタッフです。

4/5(土)に長崎大学公開講座「地域の農業から学ぶ栽培技術~高糖度トマトとその作り方~」の第1回が終了しました!
今年で、9回目の開催となる公開講座です。
毎年、多くの方に受講していただき
それぞれ違う雰囲気の講義で毎回新鮮さを感じております。
今年は、前年度開催しました公開講座
「長崎の伝統野菜を作ろう~種から考える栽培技術~」に
参加してくださった方や野菜作りに興味がある方など
多く申し込みをいただきました。


午前中は、長崎大学にて座学を行いました。
トマトやじゃがいもなど、野菜の原産地を知るクイズ
収穫できる時期のトマトの全体像を描いたりしました。
受講者のみなさん、頭を抱えて悩んだり、それぞれが描かれた絵を褒め合ったりと
とても和やかな雰囲気でした。

トマトの栽培を行っている農家の方のお話しの動画を見た後で、
世界のどのあたりの地域が野菜の栽培が多いかなど、
たくさんの質疑応答が行われ、午前中の座学は終了しました。


長崎大学よりバス移動をして午後は、
長崎県内で5件しか栽培を行っていない「小串トマト」
そのうちの1件、一瀬農園を訪問し栽培技術についてお話しをしていただきました。
いつもお世話になっている一瀬さんより
今年のトマトの出来の評価表をみせていただきました。
昔は、ひとつひとつ実を切って果汁から糖度を測定していましたが、
今は、実の外側から機械を当てるだけで糖度を測定できるよう
技術も進歩しているとのことでした。
実際にハウスの中に入り、トマトの状態、水分調整の話、
育てているトマトの種類など教えていただき、
受講者の方からも育てるときの注意点、トマト以外に栽培している野菜
受粉のためにハウス内に放たれている蜂についてなど、
栽培技術についての質疑が多くでていました。


熱心にメモを取られる方、土や今の葉の状況など
実際に見て触れて、
充実した第1回となりました。

昔は、福岡に多く出荷をされておりましたが、
今は、収穫されたトマトの8割近くが長崎県内の直売所やスーパーへ出荷されております。
機会がありましたら、みなさまも「小串トマト」を探してみてください!
ここで学んだ栽培技術を生かし、
次回、4/26(土)に「トマトの栽培方法・(実習)苗を植えてみよう」を行います!
第2回をお楽しみに♪