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【長崎大学パスポート】会員限定イベント「九十九島水族館海きららバックヤードツアー」を実施しました🐟

10月26日(土)佐世保市にある九十九島水族館海きららでバックヤードツアーを開催しました。
会員およびそのご家族51名の参加がありました。小雨が降る生憎の天気でしたが、欠席者が”0” 遅刻者”0”で、みなさんが楽しみにしていたのがよくわかりました。初めはお母さんと離れるのが淋しそうだった低学年の子どもたちも、案内してくださった岩岡千香子さんのお話やたくさんのバックヤードに夢中になり、最後はじっくり水槽をながめたり質問をしたりしていました。保護者の方が入れなかったバックヤードと子どもたちの様子をお伝えします🐡
案内をしてくださった九十九島水族館海きららの岩岡千香子さん
入館してすぐに1つ目のバックヤードに入りました。
ここには予備水槽があり、たくさんの水槽の中にたくさんの種類の魚が泳いでいました。部屋の天井は低く、小さな階段があちらこちらにあり、大人は頭を下げて歩かないと配管に頭をぶつけてしまいそうでした。
道具がたくさん置いてあり、むき出しの配管も・・・      ちょっと緊張します。上や足元に気をつけながら見て回ります。
中は迷路のよう・・・見たいところを自由に見て回りました。
水槽の裏を見るために階段を上ったら、水槽の上に出ました!保護者側からは子どもたちが見えてびっくり!
「柵がないから落ちないようにね~」と言われてドキドキしました。
大型水槽でハロウィンの出し物があるということで水槽の前で待っていました。何があるのかなぁ~
大人も子どももワクワクドキドキして待っています。
ダイバーと一緒にエイがやって来ました。おおきい!!!
この大型水槽には、九十九島に生息する120種ほどの魚たちが飼育されています。エイは7種類いるそうですが、エイを見分けながらダイバーたちはエサを手渡しで与えているとのこと。見分けがつくとはさすがです。ウシエイの母娘がいるそうで、子ども(娘)エイはこの水槽で生まれこの水槽で育っています。名前は「クロシマセイ子」ちゃん・・・可愛い名前ですね!  エイとサメの見分け方も教えていただきました。
ダイバーがエイに絡まれています。
早くエサがほしいようです。
「エサをあげていいよー」というサインをみんなでダイバーに送ります。
1匹1匹確認しながら手でエサを与えていきます。この大型水槽も、一日一回掃除をするそうです。
2つ目のバックヤードは、小型水槽のバックヤードです。表から見ると円形の水槽の裏側です。
3つ目のバックヤードは標本室です。水族館になぜ標本があるのか、標本の保存の方法を聞きました。たくさんの標本を自由に見て回りました。隣の部屋には、乾燥標本室があり、カメやカニ、貝の標本がありました。サメ肌やエイの尾ひれのとげを触らせてもらいました。
4つ目のバックヤードは外にある水槽です。この水槽にはサンゴやけがをしたカメがいました。アライグマに食べられて前脚がないカメ、草刈り機に巻き込まれて甲羅の一部が欠損したカメは治療中で、子どもたちは興味津々でした。また、海藻専用の水槽がありました。海藻を育てて海に戻すそうですが、なかなかうまく育たないというお話がありました。
5つ目最後のバックヤードはエサコーナーです。
-20℃の冷凍庫。「なぜー20℃だと思いますか?」 答えは細菌を殺すため。-20で冷凍保存させ、エサとして与える前に解凍します。
イルカのエサと他の魚のエサを準備する場所が分けてありました。
飼育員の方がエサの準備中
-20℃の部屋はとーっても寒い!!

最後は、生き物ラボコーナー。サメやエイの歯、カブトガニの標本を触りながら、説明を聞きました。

最後に質問コーナー。
質問①「サメ同士で共食いはしないのですか?」
「サメ同士は食べない。しかも水槽の中にはエサは十分にあるから頑張らなくてもエサはある。」
質問②「魚が病気になったらどうするんですか?」
「病気によっては入院をする。薬が入った水の中で治療をしたりもする。」
子どもたちはとても意欲的に活動(見学)をしていました。普段見ることができない場所に入ったり水族館の方から説明を聞いたりして、とても充実した2時間でした。

アンケートの感想から
・標本が凄かったです。
・とても楽しかったです。学んだ後にもう一度回って子どもが解説してくれるのが親としては、嬉しか ったです。
・通常では見ることのできない水族館の裏側を見学でき、とても楽しかったようでした。日常では経験できないことを学ばせていただき、とても良い企画だと思います。参加させていただき、ありがとうございました。
・とても楽しかったそうです!ありがとうございました!
・亀の病気などの話で飼育員のことがわかってとても勉強になりました。

ご参加ありがとうございました!!