こんにちは(^^)/
今回は8月20日に長崎県教育委員会と長崎大学生涯教育センターの共催で行われた「理科指導の工夫・改善研修講座」についてお届けします!!!
この講座は、CST(コア・サイエンス・ティーチャー)やSC(サイエンス・クリエイター)、
長崎大学の教員等が、小学校及び中学校で理科を担当する教員の指導力向上を目指した講座を開講し、自然科学教育(理数教育)のより一層の推進を図ることを目的として実施しています。
【講座1:身近な自然をもとにした理科授業】
講師は、CSTでもある長崎市立西泊中学校教頭 前田 勝弘先生です。
初めに、理科の入試問題の例も取り上げながら、
理科の授業で「多面的に考え表現する力」を育成することの重要性
についてのお話がありました。
その後、2つの実験を行いましたよ!!
①放射線の測定
測定器を使って、試料から出ている放射線(ガンマ線)の量を測定します!!!
ステンレス・アクリル・アルミニウム・鉛の中で最も放射線を遮断するのは!??
正解は・・・鉛!!!
レントゲン室の壁や放射線技師が覗く窓にも鉛が入ってるそうですよ(◎_◎)!
②色水タワー
試験管に色水を順番に入れ、混ざることなく綺麗な層にするには!?
今回は、上記の材料を使っての実験!!お家でもできそうですね☆!
これは色水の濃度・密度の違いでできるそうです(^o^)!
受講者も子どものようにニコニコ楽しそうに取り組まれていました♪♪
【講座2:半導体がつなぐ物理と情報の世界~匂いセンサを利用したIoT実験】
講師は、長崎大学総合生産科学域マイクロデバイス総合研究センター(CAMRIS)の先生方が務めてくれました!
初めに、半導体、IoT、ディジタル信号等についての講義がありました!!
場所を移動し、実際に実験!!!
センサとマイコン間のディジタル通信を測定し、
測定された信号から元のセンサの値を読み取ろう!!!
温湿度センサから送られてきたデータをオシロスコープに表示し、
その波形から「1」または「0」を読み取り、
計算式を使ってこの部屋の温度と湿度を求めました。
皆さん同じような数値が出ていたので、読み取り成功✨
その後、半導体ガスセンサについてのお話がありました(^^)
身近で使われているアルコールチェッカー、ガス警報器、口臭チェッカーなどには、
半導体ガスセンサが使われているんですよ!!!とのお話がありました。
また、走査型電子顕微鏡を使ってガスセンサ素子の表面を見ました(^^)!
今回も多くの理科指導の先生方が
・自身の指導技術を向上させたいから
・理科指導のヒントや参考にしたいから
といった目的をもって受講されていたので、
皆さん目を輝かせて1日の研修に参加されていました(☆○☆)!!!
毎年実施されてきた”理科指導に関する研修講座”は、
来年で終了となります。
来年度が最後の機会になりますので、
是非多くの理科指導の先生方に受講してほしいです☆
お待ちしております(^^)/