こんにちは!
長崎大学生涯教育センタースタッフです。
5/18(土)、5/25(土)、6/1(土)、6/15(土)、全4回
公開講座「長崎学通史とキリスト教文化」を実施しました。
センターで初めて開催となる公開講座。
5/18(土)第1回は、浦上街道や地名学、神功皇后伝説を中心に
講師の原口先生の自論や構想を交えた解説から講座が始まりました。
この日、長崎大学キャンパス内で水産学部の学園祭である
「鴻洋祭」が開催されていました。
長崎の代表的な祭り「長崎くんち」の
各踊り町で出される「傘鉾」は、元はただの「鉾」のみであったことについて、
自作の傘鉾のミニ模型を使い
今の形になっていった経過をわかりやすく教えてくださいました。
5/25(土)第2回は、浦上フィールドワークを実施。
講座の始めに1時間、座学で映画「沈黙」より
当時行われた長崎におけるキリシタンの拷問や迫害の内容を学び
念仏に似せて唱えられていた祈りを受講者さんと一緒に唱えたりしました。
休憩後、環境科学部の時計塔前に集合し
いざ浦上フィールドワークへ!
多くのキリシタンの墓石がある『白山墓地』
殉教した使徒の碑や秘密教会の跡地などを巡り
最後は、第1回で学んだ神功皇后にゆかりのある
『稚桜神社(わかざくらじんじゃ)』まで。
休憩を何度か挟んで約1時間半!!
天気も良く、とても暑い一日でしたが、
原口先生の軽快な足取り
受講者さんにたくさん知ってもらいたいという熱意の方が熱かったです。
6/1(土)、6/15(土)第3回、第4回は、南蛮キリスト教文化、聖歌実習
長崎蘭学と江戸蘭学について原口先生が作られたゲームや
華麗な伴奏を聴きながら幕末から開国までの歴史を教えていただきました。
「衛生」のまとめ言葉を作った方が長崎大学医学部に
ゆかりのある人物であることや
学校で使用する教科書は、江戸蘭学を基に記載されており、
それを長崎蘭学に置き換えると、また違ったものが見えてくるなどの
お話を聞き、とても驚くとともに興味が湧きました。
講座を受講された方は歴史学に関心がある方が多く、
休憩中や講座終了後も原口先生を質問攻めにされていました。
一部分だけでもいいのでもっと詳しく深く知りたい。
ゆっくり時間をかけて学びたい。
自分が知らない長崎をもっと見たい。
といった受講された方からの声がありました。
長崎の歴史に関心がおありの方々にはとてもよい講座になったようです。
受講者さんの意見を取り入れ、より良い講座にできるよう
原口先生を交え、センター内で調整し、
来年度も公開講座「長崎学通史とキリスト教文化」が
実施できるよう邁進していきたいと思います!!