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長崎大学パスポート会員限定講演会「春の植物観察会」を実施しました

4月21日(日)小雨の中、「春の植物観察会」を実施しました。開始時点では、傘をさしたりカッパを着たりして、天候が心配でしたが、どうにか最後まで植物を観察することができました。

足元には、小さな花がたくさん咲いていました。一つ一つ名前や名前の由来などを教えてもらいました。
シロツメクサ(白詰草) ガラス製品が日本に運ばれた時、緩衝材として使われていました。今では日本のいたるところに咲いています。四つ葉のクローバー(葉が4枚ある)はシロツメクサの葉です。日本から焼き物などを海外に運ぶときには、浮世絵の下書きの紙が使われたそうです。
コメツブツメクサ(米粒詰草) とっても小さな黄色い花です。 小さいから「米粒」という名前がついています。
「あの白い花は何ですか?」という質問があり、みんなで移動して確かめました。シャリンバイ(車輪梅)でした。シャリンバイは海岸近くに生える植物だそうですが、先生から質問がありました。「海岸近くってどれくらいの距離をいうのだろうか?」
正解は、2㎞  以外と遠いと思いました。
タンポポ(蒲公英) タンポポの花は低いのに種をつけるようになったらなぜ高くなるのでしょう?     
花のときは人の踏みつけに耐えるよう低く、種を遠くに飛ばすために高くなるそうです。
「この花知っとる?」 「知らん」 「正解!この花はシランといいます。」 「えー」(笑)       シラン(紫蘭)は蘭の仲間で、とてもきれいです。
「これは何ですか?」と言われて見上げると、イロハモミジ(紅葉)の種でした。4月ごろ花が咲きますので、見上げてみてください。
附属薬用植物園に入ることができませんでしたが(申し訳ありません)、外から木や花を観察しました。ここには、シーボルトが持ち帰ったとされる約500種の植物のうち、現在でもライデン大学付属植物園で継続的に栽培されている植物の中から、ケヤキ・フジ・アケビ・ツタ・イロハモミジの5種が株分けされています。百数十年の年月を隔て、日本に里帰りし、本園内の一画に根を下ろし、再び息づいています。(長崎大学ホームページより一部抜粋) 附属薬用植物園は月~金の9:00から17:00まで開いているので、時間があればお立ち寄りください。
キリ(桐)「桐のタンスの桐ですか」と言われましたが、そのとおりです。今紫色の花が咲いています。とても強くていい香りがしています。
ヒトツバタゴ(一つ葉たご) 絶滅危惧Ⅱ類(UV)(環境省レッドリスト)に指定されています。自生しているのは、対馬市北部と愛知県・岐阜県の一部だけです。別名「ナンジャモンジャ」「ウミテラシ」
薄紫や白色の小さな花が垂れ下がって、ちょうど見頃でした。普段は、藤棚の下では学生たちがパソコ ン を広げたりおしゃべりをしています。
12時までの予定でしたが、雨雲が近づいていたので、11時半すぎに解散しました。ほどなく雨が降り始めました。1時間半ほどの時間でしたが、たくさんの植物を観察することができました。
「雑草という草はない。」とは牧野富太郎氏の言葉です。すべての植物には名前があります。足元の植物に目を向けてみてください。たくさんの植物があなたが気づくのを待っています。

「ゆっくりと身の回りの植物を観察する機会も少ないので、詳しくお話が聞けて良かった。」「登下校や散歩の際には、道の植物にも目を向けてみたい。」という感想もありました。「秋の植物観察会」も計画しております(10月6日(日)実施予定)次は必ず附属薬用植物園を見学したいと思います。また、是非ご参加ください。天気が悪い中、「春の植物観察会」へのご参加ありがとうございました。

長崎大学パスポート事業は、実験教室やコンサートをはじめ、みなさんに楽しんでいただける会員限定イベントを計画しています!
ぜひ、きょうだい、お友達を誘ってイベントにご参加ください(^_^)/

今後のイベント情報は、生涯教育センターホームページ長崎大学パスポート事業ページで随時更新していきますのでお楽しみに!
https://www.chiikiedc.nagasaki-u.ac.jp/student/passport/
※長崎大学パスポートとは?
長崎大学が企画運営するイベントに参加することで、小中学生の頃から大学での学びの体験を通して、
更なる学習意欲の向上と、地元の長崎大学に親しみと関心を持ってもらうことを目的としています。
 パスポート会員になると、会員限定イベントに参加することができ、参加するたびにポイントがもらえ、年間最高ポイントを獲得すると表彰されます。 
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