
「憧れセミナー研究室訪問」は、研究室で働くリケジョの講演を聞き、実験等を体験することでリケジョの世界を深く知るためのセミナーです。
今回は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、実際の研究室を訪問してもらうことは叶いませんでしたが、講義室にて実験を行いながら研究の雰囲気に触れてもらう形での開催となりました。

最初は、リケジョ講話「建築環境の研究に携わるまでのビフォーアフター」です。長崎大学 工学部の源城かほり准教授から、オフィス空間等における熱的快適性や室内環境基準に関する調査を通して、生理反応,心理反応など「人」に焦点をあてた研究について話していただきました。また学生の頃はどのような夢を抱いていたのか、どのような進路をたどって大学の教員になったのか等を、女性ならではの視点で紹介していただきました。 参加した生徒の皆さんは、普段なかなか知ることのできない話に、目を輝かせている様子でした。

リケジョ講話の後は、「夏涼しい住まいと冬暖かい住まいに関する模型実験」を実施しました。環境測定演習として、夏(カーテン、すだれ)と冬(断熱材の有無)の温度変化を観察し、違いを調べその理由を考察しました。参加者の皆さんも交互に温度測定など参加しながら、どのような実験結果になるか興味津々の様子でした。

最後は、大学生リケジョトークを実施しました。工学部の女子学生4名から、中高生の頃の進路選択、長崎大学工学部を志望した動機のほか、現在の大学生活の様子等について話をしていただきました。参加者は直接大学生に進路や将来、学校のことについての質問や相談を行い、様々な意見を共有することのできる有意義な時間となりました。