こんにちは!
長崎大学生涯教育センタースタッフです。
11/18(土)に、精道三川台高校の生徒を対象としたキャリア教育支援プログラムを行いました。
キャリア教育支援プログラムとは、大学の教員による講話、体験学習、大学生との進学相談等を通して、大学に対する理解を深め、進学への関心意欲を高めることで、生徒の主体的な進路選択を支援する取り組みです。
※今回は「令和2〜6年度 文部科学省科学研究費助成事業学術変革領域研究(A)「物質共生」 マテリアル・シンバイオシスのための生命物理化学」との共催で実施しました。
まずは、薬学部 機能性分子化学 山吉麻子先生の講話が始まりました!
DNAの二重らせん構造の美しさに魅了されて、研究者の道に進んだ山吉先生。
「心に残る言葉は時限爆弾・タイムカプセル式。ふと思い出した時に、答え合わせができるような言葉を仕掛けられたらと思います。」
という言葉から、講話が始まりました。
講話では、結婚、出産をご経験された山吉先生ならではの視点で、キャリアに対する考え方についてお話ししていただきました。
特に印象的だったのは、専業主夫をされている旦那さんのお話。
高校の元数学教師である旦那さんが、食事の栄養バランスや家計を数学的に管理されている話が興味深く、精道三川台高校の生徒の皆さんも興味津々のようでした。
「夫婦の数だけ理想のカタチがあります。」
という言葉の背景にある山吉先生のライフスタイルを知ると、より説得力があり高校生の皆さんにも響いているようでした。
「本当に楽しいことは困難も伴います。大変だけど『でも楽しい!』と思える道を見つけてください。」
という言葉で山吉先生の講話は締めくくられました。
プログラムの後半は、研究室訪問!
高校生のみなさんは3つのグループに分かれて、薬学部、工学部、教育学部の研究室を訪問しました。
今回は3つの研究室のうち、工学部 矢澤研究室の体験実習をご紹介します!
「工学って実は日本初の学問なんですよね。」
という矢澤孝哲先生のお話から体験実習がスタート。
工学の魅力について矢澤先生から紹介していただき、高校生たちは熱心に話を聞いていました。
矢澤先生によるお話のあとは、研究室の中を大学生に案内してもらいました。
広い研究室の中には、研究で使う装置がいっぱい!
その部屋の一つにはなんと車が置いてあり、高校生たちもびっくりしていました。
大学生たちが普段どのような研究をしているのか、実際に装置に触れながら学ぶことができるいい機会になりました。
研究室訪問の後半は、大学生とのフリートーク!
最初は緊張していた高校生たちでしたが、大学生と交流するうちに
「研究室にあったあの装置は、どのような現場で活用されるんですか?」
「高校生のうちに頑張っておいた方がいいことを教えてください!」
などの質問が飛び出しました。
今回のプログラムに参加した高校生は、全員2年生。
どのような分野を研究するか、どこの大学へ進学するか悩んでいる生徒の皆さんにとって、将来の自分の姿を思い描くきっかけを作れていたら幸いです!